さきほど通販ランキングを眺めていたところ、「ヤマザキパンシールBOOK」が上位に入っていた。
最初は「パンの本なのだろうか」と思ったのだが、商品説明を読んで納得した。近頃人気を集めている立体的なヤマザキパンのミニチュアシールが100枚以上同梱されたシールブックとのことだった。
なるほど、それなら予約人気が高い理由もよく分かる。
一冊購入するだけで大量のシールをまとめて手に入れられる。しかもパンをリアルに再現した立体シールとなれば、コレクションとしての満足度も高いはずだ。
最近は文房具や雑貨でも「集める楽しさ」が見直されている。その流れを考えると、この書籍が注目されるのは自然な結果である。
ただ、この商品を見ていて、私は子どもの頃のことを思い出した。
当時のシールは、お菓子のおまけとして一枚だけ入っているものがほとんどだった。
目当てのシールが出るとは限らない。
同じ絵柄が続いて少しがっかりした日もあれば、ずっと欲しかった一枚が出て飛び上がるほど嬉しかった日もある。
あの「次は何が出るだろう」という時間そのものが楽しかった。
机の引き出しを開けると、小さな箱に集めたシールが何十枚も入っていて、意味もなく並べ替えたり眺めたりしていた記憶がある。
今思えば、本当にささやかな遊びだった。
それでも飽きることはなかった。
ある日、気に入ったシールを筆箱に貼ったことがある。
ところが数日後には角から少しずつ剥がれ始めてしまった。
「ああ、貼らなければよかった」と本気で後悔したことを今でも覚えている。
だから、その後は「使う用」と「保管する用」を勝手に分けるようになった。子どもながらにコレクションを管理していたわけで、その自分ルールを思い返すと少し照れくさい。
今回のヤマザキパンシールBOOKは、そうした昔の楽しみ方とは少し違う。
一冊で100枚以上というボリュームは、集める苦労を省きながらも、コレクションする喜びをしっかり味わえる商品だ。
忙しい現代では、このスタイルのほうが多くの人に合っているのだろう。
さらに予約段階から人気になっていることを考えると、発売後は一時的に品薄になる可能性もある。
確実に入手したいのであれば、通販で予約しておくという選択肢は十分に価値がある。
シールという文化は、昔も今も人を惹きつける力を持っている。
形は変わっても、「集めたい」「並べたい」「眺めたい」という気持ちは変わらない。
通販ランキングで偶然見つけた一冊だったが、子どもの頃に夢中でシールを集めていた記憶まで呼び起こされた。
そう考えると、このヤマザキパンシールBOOKは単なるシールブックではない。
世代を超えて「集める楽しさ」を思い出させてくれる、そんな一冊なのだと感じている。